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遺伝子組み換えとは何でしょう?それは一つの生命体から遺伝子を取り出し、別の生命体の遺伝子に組み込ませることで、「自然界に存在しなかった種を作ること」です。それはGM(Genetic
Modification)と呼ばれ、それによってできた種がGMO(Genetically
Modified
Organisms)です。あなたもきっと大豆やトウモロコシの加工品などで、この文字をみかけたことがあるでしょう。今月は知っているようで知らなかった遺伝子組み換えの真実を、私たちの健康と環境保護の視点から考えてみましょう。
<GM作物の生い立ちと作られ方>
世界のGM作物の90%以上は、アメリカに拠点を置く「モンサント社」が開発しています。この会社は、ベトナム戦争中には米軍が散布した枯れ葉剤や、有害なPCB(ポリ塩化ビフェニル)などを生産していました。現在ではモンサント社がGM業界をほぼ独占しています。
GM作物をつくるには、バクテリア、ウィルス、植物、動物などから取り出した遺伝子を、大豆、米、トウモロコシ、なたね、綿などの遺伝子に組み込ませることから始まります。この遺伝子を組み替える技術によって、害虫殺虫性をもつ作物や、特定の除草剤の影響を受けない作物を作り出すことに成功したのです。
<GM作物が人体に与える影響>
GM作物は、人体への安全性が疑問視されていますが、すでにいくつかの問題が明らかになっています。アレルギー誘発物質の問題では、ナッツにアレルギーのある人が、大豆に組み込まれたナッツの遺伝子に反応して、大豆に対してもアレルギーになってしまうのだそうです。GM作物には、これまでになかった毒素やタンパク質が含まれるため、アレルギーを引き起こす原因にもなると言います。更に作物の栄養そのものが変化される危険性も含んでいるというのです。残留農薬の危険性も忘れることはできません!これらの危険性は専門家からも指摘されており、予測不可能な健康への悪影響が非常に懸念されています。
<GM作物による環境破壊問題>
忘れてはいけないのは、GM作物の自然への影響です。元々自然界に存在しない種を存在させるということは、生態系が崩れ、農業そのものが根本的に変質させられてしまうことなのです。2004年現在、GM作物の栽培面積は年率15-20%の増加を続けており、栽培国は17カ国にも上っています。GMの大豆を大量に生産するために、貴重なアマゾンの熱帯雨林が、今もどんどん伐採されているのです。安い家畜飼料には大量のGM飼料が使われます。安い食肉が多く求められると同時に、私たちの大切な資源は失われているのです。
<GMの現状とこれから>
アメリカで行われたアンケート調査によると、GM食品は「悪い」と答えたのは、フランス89%、ドイツ81%、日本76%、イタリア74%、イギリス65%、カナダ63%、そしてアメリカが55%でした。やはりヨーロッパは、GMや無農薬の意識が高いことが分かりますね。そして以下は現在作られているGM作物のいくつかの例です。とても怖いです!
例:草を枯らす農薬をかけても枯れない大豆。人間の遺伝子が入っている稲。虫を殺す毒素があるトウモロコシ。くもの遺伝子がはいったてんさい。砂漠で育つなたねなど。
GM作物が商業的に栽培され始めてからまだ10年。この技術が私たちの体にどんな影響を与えるのかは、科学的に何も分かっていません。せめて商品を買うときに、GMを避けることを頭に置いた上で、買い物をするよう心がけたいですね。環境保護活動を行う非営利団体‘Green
Peace’では、「トゥルーフードガイド」というGM食品を避けるためのガイドブックを出版しています(無料)。オーストラリア版も日本もありますので、ぜひ参考にしてみてください。以下Green
Peace JapanのHP。www.greenpeace.or.jp
著者について:ラッセル和代(フィットネス&ヘルスインストラクター)Australia Institute Of Fitness卒業。現在ブリスベンのフィットネスクラブでグループフィットネスクラスを教える他、日本人の為の運動と健康の指導を行うクラスや、バイリンガルフィットネスクラスも行う。過去10年間のフィットネスと健康に関する経験者。www.moveyourbody.info
E-mail: myb@moveyourbody.info ご意見、感想はいつでも大歓迎です。
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