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今まで運動、栄養、精神とガンの関係についてお話してきましたが、今回はリラックス(睡眠)の効果とガンの関わりについてお話しましょう。
人間の健康な細胞は、1年間で約98%が新しく生まれ変わるの。1年前のあなたの体と今のものは、ほとんど別の細胞でできているんだから凄いわよね。
あなたの健康な細胞は、夜寝ている間に作りかえられているけれど、十分な睡眠をとらなければ、その再生を妨げることも可能なの。睡眠不足は体内に疲労物質を蓄積させ、細胞の生まれ変わりを妨げ、結果的にガン細胞の増えやすい環境を作ることにつながるのよ。
ただ寝ると言っても、そのタイミングは意外と重要なの。体温のリズム、ホルモンのリズムなど、人間の体は、約25時間周期の体内リズムを持っているけれど、眠りと目覚めも、体内リズムのひとつだといえるわ。
夜型の生活をすることによって、こうした自然の体内リズムをくずすことが可能よ。夜型の人は寝つきが悪く、睡眠時間は十分でも睡眠不足を感じたり、寝起きが悪いと訴える人が多いと言われるわ。逆に朝方の人は同じ睡眠時間でも、寝不足を訴える人が少ないそうよ。
さらに睡眠の量だけど、1日6〜7時間の睡眠をとる人が、最も長生きするという研究結果があるの。だからこれよりも極端に短いか長いかをお勧めするわ。ただ、個人差は有るし、前の日の疲れの度合いや、食べたものにも影響されるから、大切なのは、自分が気持ちよく目覚めない時間に起きること。起きる時に、だるさややる気のなさを感じるくらいの睡眠時間(極端に長すぎるなど)を選ぶといいわ。
現代人の5人に1人は不眠であり、医者にかかるほどでもないというレベルの不眠も含めば、更に多くの人が不眠で苦しんでいることになるの。その主な原因は心理的、身体的ストレス。仕事や人間関係の疲れやストレスを抱えたまま生きている人はとても多いわね。
ストレスを溜め込み、リラックスせず、悪い眠りにつくためには、以下のことが有効よ。
@1日6〜7時間以下か以上の睡眠時間で、不規則な夜型の生活、さらに朝目覚めが悪い事が重要。
A音、光、温度などの刺激が多く、心理的、身体的にリラックスしにくい環境で寝る。
B運動や入浴で体をリフレッシュしない。運動後のストレッチでからだをリラックスさせない(運動を行わない人は、行う人よりも深い眠りに付きにくいという研究結果による)。
C寝る前に食事やカフェイン、適量以上のアルコールをとり、神経を高ぶらせる。
以上の4点ね。人間は睡眠無しではいけられない生き物よ。その睡眠を疎かにすることによって、ガンに対する免疫や抵抗力を下げる事は、間接的だけれども十分効果的だわ。ガンになる為の重要なエッセンスとして是非加えてちょうだい。
最終回の次回は、「ガンと神経との関係」について。身体の働き全てに関わる神経がどのようにガンに関わっているのか。いよいよ大詰めよ!
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